趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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チーズ愛好家の哀歌

 ここのところ三次試験の勉強に追われていたり仕事まで忙しかったり挙句の果てに上司に夏風邪を伝染されてしまったりなど、更新の機会を逸してしまっていたのだが、ようやく趣味の迷宮に復帰である。

 しかしながら今日のテーマは悲しい。
 私が良く輸入物のナチュラルチーズを買っていた、横浜駅ダイヤモンド地下街のチーズ専門店が、9月で店を閉めてしまうというのである……。

 私はチーズが大変好きで、特に日本人受けの悪い匂いの強いものが大好きなのである。必然的に日本ではあまり売れない。だからそのようなチーズの品揃えを充実させている専門店は大変貴重で……経営成績は悪かろう、悲しいかな。

 一口に匂いの強いチーズといってもいろいろあるが、素材そのものに強い香りのあるヤギ乳チーズ、アオカビで発酵させたタイプのチーズ、塩水やワインなどで表面を洗いそれによって善玉菌を繁殖させ、その力で発酵させたウォッシュタイプなどのものが代表格だ。

 ヤギ乳チーズの香りはどこか甘酸っぱく、人肌感覚のほのかな温かみを感じさせる。アオカビタイプの香りは逆に冷たさを持っていて、かすかに甘苦いような、他の何かにたとえられることを拒むような性質を持っている。ウォッシュタイプは魚の干物のような、どうしてこの香りが日本人受けしないのか理解に苦しむような和風の香りがする。

 いずれも私の愛しいチーズたちだ。そのどれでも選り取りみどり、今までは仕事帰りに簡単に買うことができていた。しかしそれも9月までの話である。おお運命の女神よ、一体私は10月からどこでチーズを買わなければならないのですか!

 否、むしろ嘆くべきは、日本人受けしない香りを愛しながらも日本に生まれ日本に生きていることなのかもしれない。嗚呼!
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