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趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

Not only 8 beat, but also 8 bit

 私の年代の多くの人はファミコンとともに子供時代をすごしたものである。あの8ビットの愛すべき機械とともに。
それゆえにあの特徴的なピコピコ音は、タイムカプセルのように私の心を幼い日々へと連れ戻してくれるのだ。

 こんなことを書いたのは、仕事を終え、某専門学校に向かう道すがら、夕食を買うために閉店間際の横浜そごうに立ち寄ったときにかのYMOのライディーンが流れていて、そのファミコン的音色に何とも言えない8ビットサウンドへの郷愁を駆り立てられたためである。

 家に帰った私は早速ファミコン時代のドラクエ・FFのサントラを聴いた。無邪気な子供時代と分かちがたく結びついたそのサウンドが私を包む。音楽を通して、あの日の記憶を聴いているのだ。

 8ビットサウンドにこうした特別の感情を抱く人は少なくないようで、Family Musicという、ファミコンサウンドで作った音楽にヴォーカルを乗せて歌うグループが存在する。タワーレコードで偶然流れているのを聴いた私はいてもたってもいられずレジに駆け寄り、「今流れているこの曲のCDを!」と一耳惚れで買った一枚である。
 ファミコン風の8ビットサウンドで、ジャズやボサノヴァをベースにした非常に洗練されたリズムとメロディを組み立て、そこに、やや舌足らずで幼い雰囲気の声質の女性ヴォーカルが、これまた幼さを前面に出した歌唱を重ね、全体として何とも言えない心地よさが、無邪気さにあふれた佳品だ。

 ドラえもんに、魂を子供の頃にタイムスリップさせるというタマシイムマシンという道具が出てきたが、8ビットサウンドはさしずめ私のタマシイムマシンなのだ。
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