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趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

一国の首相級のおもてなし

 「あんまりにもありがたいからもらってきちゃった硬くてかめないチーズ」としてすっかり有名になったミモレット。一説によるとこのおかげで売れ行きが倍増したらしいが、これはまさに一国の首相が前首相を迎えてもてなすにふさわしい、素晴らしいチーズである。
 首相はこれにシンガポールのシンハービールを合わせていたようだが、前首相がかめなくなるほど熟成の進んだ引き締まったミモレットの滋味とシンハーのさっぱりとしたさわやかな風味は意外に合うかもしれない。

 前振りが長くなったが、今日は友人とベルギービールを飲みに行こう、ということになり、桜木町のワールドポーターズまで出かけてきたのである。
 ワールドポーターズの中には大きなイートインコーナーがあり、その周りにある店で売っている食べ物を食べられるようになっているのだが、ワインとビールの大変充実した酒屋が入っており、そこで買ったものを件のイートインコーナーで飲める(グラスも貸してもらえる)ようになっている。
 一本目には定番のシメイを買い、ちょっと白ワインに近いような独特の味を楽しみながら、モッツアレラトマトピザと大きなソーセージとフレンチフライをつまみ、もう一杯何か飲もう、というところでチーズの話題が出、ふとあの前首相の狸芝居が脳裏をよぎってミモレットをシンハービールで飲もうか、ということになったわけである。
 早速チーズ売り場(やはりワインの品揃えを充実させているだけあって、しっかりしたナチュラルチーズを取り揃えたチーズコーナーも併設している。良心的な店だ!!)でミモレットを買い込み、ビール売り場に向かったのだが、残念ながらシンハーは品切れで、代わりにミモレットのコクをしっかり受け止めてくれそうなイギリスのエールを選んでみた。赤ワインのほうがより適切だろうとは思ったが、今日はビールを飲みに来たのだ。

 この組み合わせはそこそこうまくいき、ミモレットの熟成がまだ12ヶ月と若く、まだねっとりとしていた食感が強かったこともあって、エールの炭酸のすっきりした味わいに、苦味と甘みのバランスのよさが良くマッチしていたと思う。

 今度はシンハーをそろえて、首相級のおもてなしといきたいものである。
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