趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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「神の代理人」

 「ローマ人の物語」が完結したので、ふと塩野氏のルネサンス著作を読み返したくなった。

 で、手に取ったのが、この作品、「神の代理人」である。

 ルネサンスを生きた4人のローマ法王の一代記なのだが、若々しい勢いにあふれた、大変読みごたえのある作品だ。

 この本を始めて読んだのは高校一年か二年くらいだったと思うが、今から思うと当時はあまり深く理解できていたとは思えない。
 
 今、エミリア・ロマーニャ地方をかなりディープに旅行した経験を踏まえて読み返してみると、出てくる地名になじみがあり、ああ、あのあたりか、と、実感を持って読むことができる。ゆえに、そこに出てきた町の戦略上の拠点としての地理上の重要性など、非常によく分かるのである。

 何よりも、生のイタリアを見てきたことが大きい。あの空気、あの雰囲気を実際に体験してから読むのとそうでないのとでは、理解度に雲泥の差がある。

 こうなったらルネサンス著作集をまた片っ端から読み返そうかと思う次第である。
 次はチェーザレ・ボルジアあたりから行ってみよう。
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