趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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仲道郁代&有田正広のショパン~こういう演奏が聴きたかった!!

 モダンピアノで有名な仲道郁代氏が、有田正広指揮の下、フォルテピアノ(プレイエル1841)に古楽器オーケストラでショパンのフォルテピアノ協奏曲1番&2番を録音した。

 しばらく前に買ったのをようやく聞いたのだが、これが実に古楽らしい、素晴らしい演奏だったのである。

 まず、オケの鳴らし方が実によい。テンポはややゆったり目に設定し、一つ一つの楽器の音をくっきりと浮かび上がらせながら、これぞ古楽、という感じで、楽譜の隅々まで聞こえてくるようである。

 フォルテピアノはプレイエルらしいキラキラした響きを、決してガチャつかせずにーモダン系の人が弾くとせっかくのプレイエルがモダンピアノ的なガチャつきを呈することもままあるのだー味わい深く聞かせてくれる。

 フォルテピアノとオケの絡む場面では初演当時のやり方で1パート1人の室内楽編成での演奏となり、桶のとぅってぃとの対比も鮮やか。

 何よりも、フレージングの妙味が、ちょっとしたテンポの揺らし方や、細やかな強弱のつけかたなど、実に味わい深く、かつ個性的である。

 これぞ古楽器によるショパンの協奏曲の決定版といえるだろう。
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