趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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アンディ・アーヴァインのライヴに行ってきました

 はるばる三重まで新幹線と特急を乗り継ぎ、アンディー・アーヴァインのライヴに参戦した。

 やはりライヴで聴く彼の歌声の表現力はCDの比ではない。
 3メートルとは慣れていないところでギターとブズーキを弾き分けながら歌う彼の演奏をじかに耳にできたことはなんとも幸せなことだった。
 
 曲目は伝統的なバラッド(物語歌)、彼の個人的な経験に基づく自作の歌、そして60年代に青春時代を過ごした人らしく、アイルランドの独立運動の英雄についての政治的な(そして多分に左翼的な)歌からなりたっていた。

 日本語のメモを読み上げながら、歌う前にアンディは歌の内容を紹介してくれていたので、大まかなテーマは判るにせよ、歌詞は英語で、それも古いアイルランドの英語が多く混じり、聞き取って詳細な意味を捉えることなどまったく不可能。だが、それでも歌声からすべてが伝わってくるのである。

 バラッドではストーリーの内容にあわせて、ユーモラスな歌では聴いているだけでなんとなく微笑が浮かんでくるような調子で、悲しい歌では(アンディは、悲しい歌を歌って聴衆を泣かせるのが好きだ、悲しみは美しい気分だ、と印象的に語っていた)しみじみと心にしみるような調子で、歌のすべてを声で表現する。

 政治的な歌でさえ、私は思想的には彼の主張に共感するところがほとんどないにもかかわらず、その力強い歌唱にはうならされる。
 そして彼の個人的な体験の歌は、彼や彼の友人たちとの面識も何もないにもかかわらず、自分もその思い出の世界を共有するような気分にさせてくれるのである。

 My heart's tohnight in Irelandを歌う彼の歌声からは、昔の楽しい思い出をありありとよみがえらせるのみならず、その日々が現在の彼の音楽の土台になって今につながっていることがひしひしと伝わってきた。思い出を歌った歌はどれも、今の幸せな自分の大切な原点、と言う思いが感じられ、聴いているほうも幸せな気分になってくるから不思議だ。

 会場が小ぢんまりとしたカフェスタイルのライヴハウス(しかもこのコンサートの日本側プロデューサー運営の店)だったこともあり、終演後アンディは、気さくにファンと握手を交わし、話をし、サインまでしてくれた。恥ずかしながら私も、持って行った愛聴盤にサインを頂戴し、握手してもらい、自分がいかに感動したかを直接お伝えすることができた。

 このためだけに新幹線を乗り継ぎ泊りがけで三重まで行った会は、十分にあった。アンディ・アーヴァインに感謝!コンサートのプロデューサーとスタッフに感謝!
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コメント

好きなアーティストのライブに行って
直で見た時の、ドキドキ感はなんとも言えないですよね。
 俺もありますそういうの。CDで聞きまくったギタリストの演奏を目の当たりにした時の、感動と言ったら…涙。
 今はVTRで何度となく見た予備校講師を生で見て似たような感覚を覚えますが…苦笑。。。

  • 2005/06/13(月) 23:35:54 |
  • URL |
  • こば #-
  • [ 編集]

 本当にそう思います。
 新幹線に乗っている一時間半、本当にわくわくしていました。
 アンディが現れたときの高揚感と言ったらもう!!
 予備校講師でもドキドキするのはいいことですよね(笑)

  • 2005/06/15(水) 00:30:40 |
  • URL |
  • Tiberius Felix #-
  • [ 編集]

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