趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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続々・ルネサンス三昧~迷宮的旅行記第三章(5)

ボーボリ庭園の広大な散歩コースを踏破したあとは、メディチ宮に立ち寄って「東方三博士の礼拝」を鑑賞し、いよいよアカデミア美術館に入場する。

入ってすぐ、かの名高いミケランジェロのダヴィデ像がそびえている。
完璧な作品だ。
筋肉の微妙な凹凸が非常に生々しく、本物のボディビルダーがポーズをとっているようだ。
実物の巨大さが生み出す迫力は圧倒的で、その周りをぐるりと回りながら眺めているとますますその彫像の精工さ、リアルさにつくづく感心してしまう。

やはり実物というものが放つ迫力は実物に触れなければ味わうことが出来ないものだ、と感じ入りながら近づいては離れ離れては近づきしながら次第に注目は肉体から顔へと移っていく。
そのきりりと引き締まった、しかしながらどこか女性的な、典型的な西洋美術における美少年顔を見ていてふと思った。
英会話のジオスのポスターの、寺川綾に似てるなあ、と。
以前東京から東海道線の座席に腰掛けてふと目線をあげたときに、あのポスターのりりしい顔が目に入り、おお何という美しい顔だろうとそのまま目をそらすことが出来ずに眺め続け、気づいたときにはうっかり横浜で降り損ねかけたことがあったのだが、この顔がもしやあのポスターのあの表現の大元なのではあるまいか。いずれにしても、人間の肉体、特に顔において美というものは中性的、あるいは両性具有的な要素にその真髄が宿るのではないかと私は思う。

その後は閉館時間ぎりぎりまでその他の作品を見て回った。
ここは主にゴシックからルネサンス寸前までの宗教画と、ルネサンス以後の作品がいくつか所蔵されている。
ゴシックの板絵がたくさんある中で、まるで対5分前に書き上げられたかのようにつやつやした色合いの作品があったのには驚いたし、ルネサンス以後の作品の仲に「十字架降下」を題材にとったものがあり、ついにようや椎名林檎が東京事変のCDジャケットで取っていたポーズに近い構図の作品が見つかり(残念ながら作者とタイトルは忘れてしまった)なんとなくうれしくなってしまったり、といった具合に美術館を堪能し、食事に向かうべく一旦ホテルへ戻った。(続く)。
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