趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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クレモナ遥かなり~迷宮的旅行記第三章(11)

 翌日はパルマでこれまたヴェルディのマクベスを見る予定だったので、まずは早朝ジェノヴァを離れ、パルマに移動する。

 パルマはすでに市内観光は前回の旅行でたっぷりと済ませていたので(詳細はいずれ第二章執筆時に記述予定)、今回はホテルに荷物を預けるだけにして、前回行こうかな、と思いつつも時間の都合で断念したヴァイオリンの都、クレモナに行ってみることにした。

 しかし、このクレモナと言う町、パルマから行こうと思うと交通の便の悪さが尋常ではない。

 現地で買った全国の鉄道を網羅した時刻表を調べると、一応、パルマから直通の線があるには、ある。しかし、二時間から三時間に一本のみ。少し迂回して、ピアチェンツァ経由で一本乗り換えて行く線もある。しかし、これも1時間から2時間に一本のみ。クレモナへの旅は、このタイトな電車時間との戦いとなる。

 それでもやはり古楽を、バロックヴァイオリンを愛する者としては、かのストラディヴァリウスを、アマティを、グァルネリ・デル・ジェズを産んだこの町を是非訪れてみたいと言うものである。

 行きはピアチェンツァ経由で2時間以上をかけ、クレモナに降り立つルートを取った。ピアチェンツァでの乗り換え待ち時間が1時間以上会ったので、ピアチェンツァ市内を散策してみる。駅からまっすぐ、10分ほども歩いていくと大きな公園があり、随所に配置された噴水が目に心地よい印象であった。さらに億へと進んでいけばレンガ造りの旧市街が広がっているとガイドブックにあったが、時間の関係でそこは断念し、駅に戻る。

 クレモナ行きの列車に乗り込む。エミリア・ロマーニャの車窓風景は、変化に富んだ丘陵が続くトスカーナのそれとも、美しい海が見え隠れするリグーリアのそれとも異なり、果てしない平原に麦畑と牧草地が果てしなく広がると言うもので、少々単調である。風景に飽きて20分ほど居眠りをすると、ようやくクレモナに着いた。(続く)
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