趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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Watch for me by moonlight~月光の白茶の神秘

 職場の外部会場研修が渋谷で行われたので、帰りに知る人ぞ知る本格中国茶の飲める茶館にて白茶を味わってきた。

 白茶というのは茶の若芽を陰干しして作る繊細なお茶で、非常に繊細な味わいを持つ中国茶である。

 日本の緑茶は収穫後すぐに葉を煎って乾燥させるが、中国では天日干しによって乾燥させるのが一般的である。しかし、白茶の最高級品は、何と日光ではなく月光(!)に当てて乾燥させるのだという。何とも中国的な神秘を感じさせるではないか。

 白茶はグラスに茶葉を入れて直接湯を注ぎ、上に浮かんだ茶葉が水分を吸って沈み始めたら飲み頃、というこれまた中国的な悠長さで目をも楽しませてくれる(写真を参照されたい)。湯の中を上下に動く茶葉の動きを眺めていると、何ともゆったりした豊かな気持ちになれるものである。

 味は月光の神秘のごとく、かすかな甘みとほのかな渋みが繊細な香りにのってほんのりと口に広がる。後味はどこか涼やかな冷たさを舌に残し、さわやかな香りと甘みが余韻となってたたずむ。

 この白茶は北宋の徽宗皇帝が好んだそうで、彼の書く痩金体の繊細な書の雰囲気にまさにピッタリの味わいのようにも思われる。

 中国茶の例にもれず、このお茶も何度もお湯を注いで移ろい行く味わいの変化を楽しむことができる。古の大人(タアレン)たちは、日がな一日この茶葉の上下動を優雅に眺めながらゆったりとしたときを過ごしていたのかもしれない。白茶

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