趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

歴史は繰り返す?

 大方の予想通り、自民党の新総裁は安部氏に落ち着いた。
 この一連の動きを見ていて、ふと私はローマ史の出来事を思い出した。
 独裁者スッラの武断政治の後、”プリンス”ポンペイウスが実験を握る一連の出来事である。

 小泉首相は立派な改革者だったと私は評価している。
 しかし、彼は同じ改革者としても、カエサルとまでは行かないだろう。むしろ彼はスッラに似ている。郵政解散→刺客の騒動は、スラによる処罰者名簿の設定を髣髴とさせるし、己のすべきと信じる政策を実行しつくした後、あっさりと引退したあたりもスッラ的である。

 とすれば、その跡を継いだ安部氏も、残念ながらポンペイウス止まりになるのではないか。スッラの元で寵愛を受け、満を持して表舞台に上ったあと、ポンペイウスは確かに八面六臂の大活躍をした。しかし、彼のしたことは、すでに満身創痍の共和制ローマのほころびを取り繕ったことに終始したに過ぎない。ローマ国家の根本的な再構築は、カエサルの登場を待たねばならなかったのである。

 安部氏もおそらく、満身創痍のわが日本国のほころびを八面六臂の活躍で取り繕ってくれるだろうと私は期待している。しかし、ほころびの取り繕い以上のことが果たして出来るかどうか。そこは私は大いに不安を感じている。

 もしも安部氏の後に、今は無名の政治家がカエサルのように現れ、根本的な国家再生をしてくれたら、我らが日本国の将来も希望が持てると思うのだが。果たしてそのような人物が現れるや否や。そのあたりは神のみぞ知る、というところだろう。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://tiberiifelicis.blog10.fc2.com/tb.php/206-b07def2c
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。