趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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『マタイ受難曲』の意外な真実~職業病的同曲異演比較(3)

 gramophonさんがマタイ受難曲に関する記事をお書きになっていたのに触発されて、私もマタイ受難曲について書いてみたい。

 正直言って私もこの曲は大変に苦手である。
 冒頭合唱は確かに大変素晴らしい曲だと思うのだが、それ以降のゴチゴチのプロテスタント音楽には正直ついていけない。そもそも私にはプロテスタント式の謹厳実直質実剛健刻苦勉励努力根性な禁欲主義的精神(ね、この漢字の羅列を見ただけでもイヤそうでしょう?)とはまったく相容れないのだ。

 そんな私にこの作品について書けることといえばそう、職業病的同曲異演比較の話くらいである。そんなに苦手な曲なのに複数の演奏を持ってるのかという突っ込みは置いておいて(笑)。

 さて、私が持っている唯二(?)の演奏はガーディナーによるものとマクリーシュによるもの(いずれもイギリス国教会の人だ;笑)である。例によってガーディナーは3枚組み、マクリーシュは2枚組み、とCD一枚分の差がある。

 だが、実際に聴いてみると両者とも、そんなに差はないように感じられるのである。きっとどっちだろうとも途中で飽きてしまって長く感じるからか、などと思っていたのだが、改めて極ごとに演奏時間を比較してみると……

 なんと、3枚組みのガーディナーよりも2枚組みのマクリーシュのほうが合計演奏時間が1分17秒長いのである!

 結局、技術が進歩して1枚のCDに詰め込める時間が長くなった結果、ガーディナーが録音した時代には3枚に分けるしかなかったものが、マクリーシュの録音したときには2枚に納まるようになった、ということだったのだ。

 実際に比較してみると、意外な真実が明らかになるのである。
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コメント

マタイ受難曲ですか・・・。
今年発売になったコープマンの新録音も2枚組でしたね。

同じ3枚でも2枚に収められるガーディナーと3枚使わなきゃ到底無理のクレンペラー。同じ3枚でもこうも違うとは。

ある意味、この曲ほど同曲異演比較にもってこいの曲もないかもしれないですね。

  • 2006/10/01(日) 01:20:34 |
  • URL |
  • fratres #-
  • [ 編集]

『三枚使わなきゃ到底無理』って辛すぎですな・・・・・・。
あの曲でそんな演奏は絶対無理!

  • 2006/10/01(日) 22:35:12 |
  • URL |
  • Tiberius Felix #-
  • [ 編集]

刺激しちゃいましたか(笑)。
何度か聞いてますが、相変わらず必ず途中で寝てしまいます。クソ真面目に書いてるから、つまらないのでしょうかねえ。

  • 2006/10/02(月) 12:59:40 |
  • URL |
  • gramophon #mQop/nM.
  • [ 編集]

ドイツのプロテスタントはくそまじめですからねぇ……。

思うに、この曲を本当にわかるためには、

?ルター派プロテスタントの熱心な信者であり、
?日本語同様、ドイツ語を聞いて瞬時にドイツ語のまま完全に理解できるレヴェルのドイツ語力があり、
?歌詞の聞き取りづらい対位法を駆使した部分でも何を歌っているかわかるほど歌詞を丸暗記している

という3つの条件を満たす必要があるのかも知れませんよね。

  • 2006/10/02(月) 22:48:29 |
  • URL |
  • Tiberius Felix #-
  • [ 編集]

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