趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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思わぬ出会い~迷宮的旅行記第二章(12)

 翌朝、再びブリュッセルへと向かい、王立美術館に出かける。

 ここはブリューゲルやルーベンスをはじめ、フランドルの巨匠たちの作品がたくさんそろっている。どこかでみたことのある有名作品も数多く、ゆっくりみて回っているとなかなかに疲労が蓄積して……絵は違うが、ついついルーヴェンスの前でつぶやいてしまう。

 ……パトラッシュ、僕はもう疲れたよ。

 べつに飢えて凍えて死にそうなわけでもないのだが、ふとベンチに腰を下ろして休んでいた。

 するとそこに、ふと見覚えのある顔をした日本人が……。
 そう、こんなところでなぜか、知り合いにばったり出会ったのだった。

 彼女は大学のイタリア語のクラスの同級生で、バイト仲間だったという友達と二人で卒業旅行中だったのである。

 ちょうど三人ともまだ昼食をとっていなかったので、せっかくなので遅めのランチを一緒に食べに行くことにした。これまたちょうど三人とも、地球の歩き方に名物的に取り上げられていたオムレツをまだ食べていなかったので、オムレツを食べに行こう、ということになった。

 オムレツ自体は妙に塩辛くしかもぱさぱさに焼き固められていて、ちっともおいしくなかったのだが、お互いの旅行の話や、イタリア語は通じたか、などの話題で盛り上がり、なかなか楽しい昼食であった。特に一人旅の私にとっては、久々の日本語会話が嬉しかった。やはり、母国語というのはいいものだ。

 彼女たちはその後フランスへ向かうといい、私はミラノに戻る予定だったので、食後は駅まで一緒に行き、彼女たちはパリ行きのユーロスターのホームへ、私は空港行きのホームへと分かれる。

 空港の待ち時間にオイスターバーを見つけたので、4個セットの皿を食す。やはり冬のカキはうまい。

 夕方のアリタリア便で機内食が出て、これで結構おなかいっぱいになってしまったのでその日の夕食はこれでよしとし、ミラノでは私は早めに眠りについた。
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コメント

あれれ?

まさかこの出会いをオムレツ食べただけで終わらせた訳ではないですよね?ヴェネチアでは旅の恥を掻き捨ていらっしゃったのに・・・
もしブログで書くにははばかるのであれば、忘年会の時にでも、遠くミラノの地でルーヴェンスの如く天使たちを昇天させた(させられた?)話を聞かせてください。なんちゃって

  • 2006/11/14(火) 19:05:02 |
  • URL |
  • Miles的・・・ #-
  • [ 編集]

>Miles的・・・さん

フフフ。
その辺はご想像にお任せしましょう。
秘すれば花、とか……。

  • 2006/11/14(火) 23:38:53 |
  • URL |
  • Tiberius Felix #-
  • [ 編集]

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