趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

声の色気

 職場からの帰り、虎ノ門から新橋方面に歩いているとき、大きな交差点で赤信号に引っかかり、しばらく信号待ちをしていた。

 すると道の向こう側から、えもいわれぬ歌声が聞こえてくるのである。歌っているのは美空ひばりの「悲しき口笛」。美空ひばりの歌を他の歌手がカヴァーすると、どうしても美空ひばりに飲み込まれてしまうと言うか、ああ、美空ひばりと言うのは本当に不世出の歌の天才だったのだなあ、という厳然たる事実を突きつけられる結果に終わることが多いのだが、この歌声はアレンジをがらりと変えてジャズ風に歌っているせいか、美空ひばり本人をまったく意識させず、目の前に聞こえるその歌だけにひきつけることのできる感じの歌だった。

 ドラムスが、ブラッシュワークで粘り気のあるリズムを刻む上に、ギター(エレクトリック)がアンニュイでブルージーなコードを乗せていき、それをバックにヴォーカルがあの白黒映画の画像とともに流れるメロディを歌う感じのアレンジなのだが、このヴォーカルが、何とも言えない色気に満ちた歌声をしているのである。

 足を止めてもっと聴いていきたい感じだったのだが、残念ながら席はもうなさそうな雰囲気であった。またいつかどこかで、このヴォーカリストの歌声に出会いたいものである。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://tiberiifelicis.blog10.fc2.com/tb.php/24-0dfe5dd7
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。