趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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敬愛なるベートーヴェン

 上映中の映画「敬愛なるベートーヴェン」を見た。

 これが、非常にすばらしい映画だった。

 ストーリーは、第九の初演を数日後に控えたベートーヴェンに楽譜のコピイストとして雇われた女性音楽学生の目を通して晩年のベートーヴェンの作品を描くというもので、ベートーヴェンの音楽を愛する人にはたまらない内容である。

 圧巻は、第九の初演のシーンだ。
 かなり長い時間をかけて、第九の初演の様子を描いてゆく。
 残念ながら、1824年当時の服装の楽団員たちはモダン楽器を演奏しているのだが、ハイティンク指揮ロンドン交響楽団による音源のその演奏が、画面の中で描き出されている初演の高揚感とあいまって、大変な感動を呼ぶ。
 私が最も感動した第九の演奏は、2002年の秋口に来日したブリュッヘン指揮18世紀オーケストラの横浜公演だが、この映画のそのシーンからは、全曲ではなく部分部分の断片的な抽出にとどまるにもかかわらず、それに限りなく近い強い感動を覚えたほどである。

 このような作品こそ、映画館の画面と音響で味わうべき作品である。興味をもたれた方、渋谷のシアターNと日比谷のシャンテ・シネなら今月いっぱいくらいは上映しているはずなので、ぜひご鑑賞をお勧めします!
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