趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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味覚としての「冷たさ」~山椒と塩で冷奴を食す

 先日買った山椒はここ数日活躍を続けており、すっかり山椒はマイブーム(古いか)である。

 この山椒と言うのは実に不思議な香辛料である。
 諺にもあるように、山椒は辛い。
 しかし、この辛さは不思議なことに、冷たさを伴った辛さなのである。

 通常、辛さと言うものは熱さを感じさせることが多い。唐辛子にせよ、生姜にせよ、胡椒にせよ、どんなに冷たく冷やしてもひと噛みすれば口の中にはカッと熱さが広がるし、冷たい水の中でしか育てないあのワサビでさえ、熱さと無縁ではいられない。しかし山椒は、熱々の麻婆豆腐に入れてあるとしても、食べた後にはビリビリした痺れるような辛さと、どこかスッとする様な不思議な冷たさが広がって行く。

 中国人はこの不思議な味覚に「麻(マァ)」という専用の形容詞を与えたそうだが、確かにこの味には固有の表現が必要かもしれない。

 そんなわけで今夜はこの、味覚としての冷たさを引き立てようと、塩と混ぜて軽く炒り、冷奴にまぶして食べてみた。炒ったせいか、香りは少し飛んでしまったのだが、山椒の味覚としての冷たさが、冷奴の温度としての冷たさと相乗効果をなし、実にさわやかで涼しげな味わいとなった。今度は炒らずに混ぜるだけでやればもっとおいしくなるかもしれない。

 今夜は酒は飲まなかったのだが、これならキリキリに冷やした冷や酒などいいかもしれない。奮発して純米吟醸とでも行きたい所だ。

 じめじめした熱帯夜には最高のメニューではないだろうか。
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