趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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サグランティーノ・モンテファルコ・セッコ

 イタリアワインは何といっても土着品種が面白い。

 キャンティのサンジョベーゼ、バローロのネッビオーロをはじめ、イタリアにはさまざまな土着品種があるのだが、その中でもかなり知る人ぞ知る部類に入るウンブリアのサグランティーノという品種がある。

 ウンブリアは、イタリア唯一の海に面しない内陸州で、一種独特の文化を持つことで知られる土地であるが、このサグランティーノという品種もまた、いかにもウンブリアらしい一種独特の品種である。モンテファルコという町で主に栽培されており、サグランティーノ・モンテファルコはDOCGを取得したという逸品でもある。

 エンリコ・ガッティがコレッリの音楽をこのワインにたとえた文章を読んで以来、私はぜひとも一度サグランティーノ・モンテファルコを味わいたいと思っていたのだが、今回ネット通販でようやく入手し、味わうことが出来た。

 サグランティーノは通常通りにワイン作りをした「セッコ」(「辛口」の意)と、乾燥させてデザートワインにした「パッシート(「乾燥させた」の意)の二種類がある。奮発してそれぞれ一本ずつ入手したが、今日はまずセッコのほうから味わうことにした。

 まずは香りを楽しむ。

 グラスに注いだときのアロマからして非常に濃厚で、期待はいや増す。
 グラスを揺らし、ブーケを引き出す。
 どこか内にこもるような、一種独特の愁いをたたえたかのような印象的な香りである。やはりウンブリアは、どこか内向的な印象がある。

 いよいよ口に含む。

 重厚なタンニンがどっしりとした力強い渋みを築く。
 それでいながら、もともとはパッシートが先であったことからもわかるように糖度の高い味わいで、喉を通すにつれて柔らかな甘みが広がり、渋みと甘みの融けあいが非常にユニークである。

 料理はラムチョップのあぶり焼きを合わせた。
 ラムチョップに塩・胡椒をし、焼き網に載せて直火であぶる。それだけのシンプルで簡単な料理である。

 このシンプルな味わいが、サグランディーノの不思議な味わいと非常に相性がよく、とても良い組み合わせになった。

 今日はボトル半分を味わって、残りは明日。
 明日はパルマのプロシュートをあわせてみたいと思う。
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コメント

ブーケ

通常、ワインを注いだ時に香る香りを「アロマ」と言います。葡萄本来の香りです。それに対して、「ブーケ」は熟成によって得られた香りを指します。飲んだ後鼻から抜ける奴ですね。専門家同士では使い分けておりますので、混同せずに使い分けた方が宜しいかと思います。偉そうなことを言ってすみません。

  • 2007/03/19(月) 19:15:36 |
  • URL |
  • gramophon #mQop/nM.
  • [ 編集]

ご指摘ありがとうございます

 グラスに注いだ自然の香りがアロマで、熟成で出るのがブーケでしたか。すっかり勘違いして覚えていました。
 ワイン用語を最初に覚えた本に、グラスをまわして出てくるのがアロマ、と書いてあったのですが、いい加減な本だったのですね……。
 早速記事を訂正しておきました。

  • 2007/03/19(月) 23:08:28 |
  • URL |
  • Tiberius Felix #-
  • [ 編集]

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