趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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乗り物酔いの話

 私は乗り物酔いしやすい体質である。

 どのくらい乗り物酔いしやすいかというと、まず車の中で文字を読んだら100%アウトである。

 さらには、3列以上の座席のあるボックスカーや観光バスなどの場合、一番前かせいぜい前から2列目に座れなければまずアウト。
 タクシーの座席が妙にふわふわしていてもアウト。下手をすれば助手席に乗ってさえいても軽く酔うことさえある。

 さらに強烈なのは、通常、自分で運転していれば酔うことはない、と言われているにもかかわらず、自ら運転しながら酔ったことがある(!)

 それは免許をとりたての頃。私の父はなぜか車庫入れの際に後ろを振り向かず、バックミラーだけで駐車することに異常な執念を燃やす性格を有しており、私が免許を取ったという話を聞きつけるなり、私にもバックミラーだけでの駐車を身に着けさせようと異常な執念を燃やした。

 そのような事情の下、実家を訪ねた際に、その執念の火の粉がわが身に降りかかり、バックミラーだけで車庫入れをする練習をさせられることになってしまった。

 で、バックミラーをのぞきながら車庫入れする事数度。
 あっという間に私は、自ら運転する車に酔ってしまったのだった(笑)。

 このように非常に乗り物酔いしやすい私ではあるのだが、よもや自分の足で歩いていながら乗り物酔いするとは―それはもはや“乗り物“酔いとすら呼べるものではないのだが―思ってもみなかった。

 ところが今日、ついに自分の足で歩きながら乗り物酔い状態に陥ってしまったのだ。

 いきさつはこうだ。

 今日は新宿の高層ビル街の一角で仕事をしていた。
 普段は、新宿駅からの道のりは、地上を徒歩で移動するのだが、今日は帰り道激しい降雨に見舞われた関係で、普段は通らない地下道を通って駅に移動することにした。

 ところが、この高層ビル街から新宿駅につながる地下通路は、デザインが一種異様だった。まず、道のりが微妙に下り坂になっていて、しかも傾斜が均一でなく、非常にゆがみのある道のりである。
 そんな道のりの中、グネグネとした曲線の装飾が天井の片側に張り巡らされ、目の錯覚を誘い、空間がゆがんでいるかのような見え方をする。

 このようなゆがんだ空間を歩くこと数分。私は自分の足で歩きながら、乗り物酔いの症状をきたしてしまったのだった。

 それにしても、この道を毎日通っている人々は、よく気持ち悪くならないものだ。

 私などには信じられない話である。
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コメント

天は二物を与えず、

あるいは才子多病、もしくは弁慶にも泣き所etc
対人関係や処世術のバランス感覚に長けた人に限って
肉体的な平衡感覚には問題があるようですね(笑)。

『人間には幸福のほかに、
それとまったく同じだけの不幸がつねに必要である。』(ドストエフスキー)

  • 2007/06/01(金) 10:17:32 |
  • URL |
  • Miles的・・・ #-
  • [ 編集]

ありがたいお言葉ですね。
とはいえ、歩いててさえ酔ってしまうというのはいくらなんでも、って感じですが。
どうせ酔うなら美酒に(笑)

  • 2007/06/02(土) 00:24:10 |
  • URL |
  • Tiberius Felix #-
  • [ 編集]

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