趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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不意打ち

 毎週木曜日はモーニングを読みながら帰るのが習慣なのだが、今週はお盆前振興のため、お休み。

 で、そうした時期をカヴァーする増刊号系のモーニング2が出ていたので、キヨスクで購入し、東海道線の中で読んでいた。

 すると、オノ・ナツメという作者のDanzaと言う作品が、不意に私の涙腺を刺激した。

 この作者、イタリア留学経験があるので、舞台をイタリアに取ることが多いのだが、いかにも日本的な情緒の機微を、イタリア人キャストで、しかも日本を舞台にするよりも却って鮮やかに描くという、一種独特の世界観の作品を作る人である。

 今回は、年の離れた兄弟の確執と理解が鮮やかに描かれていた。テーマそれ自体は、何度も様々な形で語りつくされてきた、ごくありふれたテーマである。しかし、その描き方は極めて心を打つものであった。ちょうどそれは、名曲が何度も繰り返し演奏されてややもすると聴きあきかねない中で、最高の聴かせ方でおなじみの名曲を聴かせてもらった時のような、そんな心境に近いものがある。

 この1エピソードのためだけに買っても、決して損はしないと思う。
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