趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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My Heart's Tonight in Ireland

 洋の東西を問わず、夏と言うのは思い出に浸りたくなる季節なのかもしれない。

 私のひいきの歌手Andy Irvineも、若いころ、アイルランドのクレアで仲間たちとハチャメチャに遊び倒した思い出をいつくしむように歌うこの作品を歌っている。

 イーリアン・パイプの名人ウィリー・クランシーのもとを訪ねてミュージシャン仲間と彼の住むクレアを訪ね、町はずれのおんぼろの納屋を借りて寝泊まりし、地元のパブで朝まで飲んだとか、そんな他愛のない、しかし100%の楽しみに満ちた夏の思い出を、聴く者までもありありと共感してしまう作品だ。

 この曲を知ったのはもう10年以上前、中学生の頃だったのだが、当時、まさにこの歌に歌われるような気ままでのんきな夏休みの中にいた私には、アーヴァインの何とも人懐こい声と、心楽しませるようなメロディの魅力しかわからなかったものである。しかし、この歌の魅力は聴けば聴くほど深まるもので、この歌に出てくるような夏休みとはすっかり縁が切れてしまった最近になって、ようやくこの歌の新の魅力が分かるようになってきたと思う。

 失って初めて分かるもの、と言うものを知るのははたして幸か不幸か。あるいは、初めて分かったその魅力は、失ったものの遺産とでもいうべきなのか。

 いずれにしても、学生時代の夏休みをふと思い出させてくれる、タイムカプセルのような名曲である。
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コメント

初カキコ

「初めて分かったその魅力は、失ったものの遺産とでもいうべきなのか」

いいね、そのフレーズ。

  • 2007/08/15(水) 23:19:06 |
  • URL |
  • 旧同級生 #-
  • [ 編集]

>旧同級生さん

初カキコどうも!

・・・・・・ところで、「旧同級生」に心当たりが多すぎて誰だかわからないんだけど、よろしければメールでももらえれば。

  • 2007/08/15(水) 23:56:24 |
  • URL |
  • Tiberius Felix #-
  • [ 編集]

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