趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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巨星逝く~Requiem aeternam tibi, Maestro Luciano Pavarotti!

 ルチアーノ・パヴァロッティ氏が亡くなったそうである。

 好き嫌いはともかくとして、彼がイタリア有数の素晴らしいテノールだったことには違いないだろう。

 言ってみれば彼はカラヤンのようなスターであって、そうしたスターには必ずアンチがいるものだ。パヴァロッティも揺るがぬ人気の一方で毀誉褒貶さまざまな声も聞かれたようである。

 個人的には、パヴァロッティの歌声は、無条件に好きだった。あの、ジャズでいえばルイ・アームストロングのような、えもいわれぬ愛敬。これぞイタリア、と、それがイタリアの真実かどうかはともかく、日本人が聴きたいイタリアのイメージを、たっぷりと聴かせてくれる彼には、天与の華があった。

 確か、中学2年の頃だったと思う。ちょうどファイナルファンタジー6に影響されてオペラに興味をもちはじめていたときに、TVで三大テノールの日本公演の中継をやっていた。

 ブラウン管越しにも伝わってくる、なんともパワフルなオーラ。TVの貧弱なスピーカーから、モノラル音声に乗ってくる、それはそれは貧弱な音質にもかかわらず、彼の歌う「Nessun Dorma」は私の心をつかんだ。ああ、いいものだなぁ、と、その時はじめて’声’を聴くことの心地よさを知ったのだった。

 その後私の興味が古楽中心に広がっていったこともあり、なかなか再び彼の音楽にたどり着かなかったのだが、モンテヴェルディから始めて時系列順に時代を下り、ようやくヴェルディ、プッチーニにたどり着くと、彼の魅力を再認識したものである。


 今夜は彼の永遠の眠りの安らかならんことを祈りつつ、彼の歌う「誰も寝てはならぬ」に耳を傾けたいと思う。
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