趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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馬→羊→……?

(承前)

 オーディオショーの後、fratresさんおよび御父上と合流し、水道橋の馬肉料理店へ繰り出した。

 お目当てはfratresさんの絶賛する馬のレバ刺しである。

 一口食べてみると……

 非常に淡白な味わいだ。レバーと言ってイメージするような血の風味は全くなく、鴨ロースの赤身部分だけを切り取って、塩分四分の一くらいにしたような不思議な食感。
 レバー好きの私には少々物足りない風味ではあったのだが、これはこれでまた面白いものである。

 さて、通常、馬肉と言えば日本酒か焼酎で、あまりワインと組み合わせるという話は聞かない。というのは、おそらくワインを生産する文化圏に馬肉を味わう習慣がないからであろう。しかし、馬肉はれっきとした赤身肉であるから、赤ワインが合わないはずがない。そこでこのお店では、独自に馬に合う赤ワインをチョイスし、ワインとのマリアージュをお勧めしていたのである。
 馬には乗ってみよ、ではないが、もともとワイン好きの私はこれに飛び乗った。fratresさんの御父上も乗り気だったので、ボトルを一本注文することに。
 馬肉のあっさりした味わいには、軽やかなピノ・ノワール系が合うだろうという思惑で、近年その質の良さが評判になっているというニュージーランド産の一本を注文。
 思った以上にタンニンが少ない、あっさりした味わいで、それでいながら酸味は通常よりも利いている感じ。香りは非常に軽やかで華やかなナッツ香中心。それだけで飲むと、少々酸味が勝ちすぎているかのように感じられた。

 しかし、馬刺しや竈焼きなどと一緒に味わうと、コラーゲンの多い馬の味わいに、しっかりとした酸味がバランス良く、非常においしく味わうことができた。

 印象に残っているのは、馬のアキレス腱のグラタンだ。
 アキレス腱を、餅のように柔らかくなるまで煮込んで、グラタンに焼き揚げた一皿なのだが、このねっとりもっちりしたアキレス腱の官能的な食感と馬肉特有の自然な甘みがたっぷりと染み出てくる味わいによって、それはそれはおいしかった。

 翌日は、羊好きの友人と、代々木の羊料理専門店、ひつじやへ。

 まずは羊のたたきとチュニジア風餃子を味わう。
 たたきは新鮮な羊肉のさわやかな香りと豊かなうまみがたっぷりと味わえ、大満足である。
 チュニジア風餃子というのは、香辛料でたっぷりと香りづけしたマトンのひき肉と生卵を小麦粉の生地で包み揚げにしたもので、これまた口の中で溶け合うマトンのひき肉ととろりとした半熟玉子の味わいが絶妙。

 お次は羊のスペアリブのかまど焼き。
 かまどで焼いたがゆえに、肉全体に香ばしい香りが沁み渡り、表面はカリカリに焼きあがっている。骨のまわりの肉は美味い。

 ヤーコンのサラダでさっぱりと口直しして、デザートに「アラビア海ケーキ」なるものを注文。聞いたことがなかったので、好奇心に駆られて頼んでみたものなのだが、これが当たりだった。
 もっちりとしたクレープのような記事を重ねたものに、火のついた蒸留酒を注いで香りづけして味わうというケーキで、素朴な味わいながら非常に魅力的だった。

 友人は、デザートに焼きバナナを注文。丁度ナスの田楽焼きのように、川を焦がしつつじっくり焼き上げたバナナを真ん中で咲いて、スプーンですくって食べる。
 食べ終わった後に皮がすっぽりむけて残るあたり、ますます茄子の田楽焼きをほうふつとさせて面白かった(笑)。

 最後にチコリのコーヒーで締め。

 充実した食生活だった。

 馬、羊ときたら、次は猿料理かな(笑)
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コメント

土曜はおつかれさまでした。
次は神田で挑戦しましょう。

猿料理ですか~。
そういえば、インディー・ジョーンズっていう映画のなかでサルの脳みそシャーベットっていうのがありましたね。

  • 2007/10/08(月) 11:51:02 |
  • URL |
  • fratres #-
  • [ 編集]

>fratresさん

 いや、たまたま午未という順だったので次は申かな、という洒落のつもりだったんですが……。

 でも、実際に猿料理の食べられる関東料理の店でも見つかったら、ほんとにチャレンジしたい気もしますね。

  • 2007/10/08(月) 21:06:52 |
  • URL |
  • Tiberius Felix #-
  • [ 編集]

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