趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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雅楽

 いつもお邪魔している蓄音機の会の特別編にお伺いしてきた。

 今回のテーマは、「雅楽」。

 宮内庁にお勤めの、阿倍仲麻呂の御親戚と言う雅楽演奏家の方をお招きして、ご収蔵の戦前の宮内省樂部が録音したSPの数々を聴かせていただくという、奥の院の秘密の中庭をのぞきこむようなきわめて貴重なイヴェントである。

 私は雅楽を一曲通しで聴いたことがなかったので、これもいい機会だと思い、お邪魔してきた。

 前半、まずは声楽で始まる。
 雅楽と言うと合奏曲のイメージが強かったのだが、実は声楽もあるのである。源氏物語に出てくる「催馬楽」などもこの類で、私の好きな「ははきぎ(漢字が出ない!)」で出てくるあれはこういうものだったのか、と、実際に耳にすることができたのは貴重な経験だった。

 で、実際雅楽の声楽と言うものを聴いてみると、非常にゆったりした呼吸で、微妙な抑揚と間をつけながら歌うその歌い方、特に一つの音節を延々とメリスマをつけて歌い続けていく感じが、どこかギョーム・ド・マショーやペロティヌス、レオニヌスといった中世ヨーロッパの教会音楽の歌い方にどことなく似ているのが印象的だった。

 しかし……

 2曲3曲と続けて聴くと、私にはどれもみなおんなじに聴こえてしまう(苦笑)。しかも全部ゆったりしたテンポの音楽ばかりなので、不覚にもうとうととつい(以下略)。

 休憩をはさんで、後半は管弦楽である。

 こちらは舞曲等も多く、アレグロとはいかなくともせいぜいアンダンテ、アレグレット程度には早いテンポの曲が散見されたため、比較的楽しんで聴くことができた。

 なかなか敷居の高い世界ではあるのだが、本物の雅楽の何たるかに触れることができたのは貴重な経験だったと思う。
 
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コメント

歌ものと、管弦や舞楽の違いはありますが、どれも皆同じに聞こえましたね。何が違うのか、明確に表現できないのがいいのか、悩みつつ聞いてました。主催者がこんな調子ですから、ご安心の程を。

  • 2007/10/29(月) 20:45:44 |
  • URL |
  • gramophon #mQop/nM.
  • [ 編集]

gramophonさんもでしたか(笑)

やはり、素人には難しい音楽ですねぇ。

  • 2007/10/30(火) 00:59:51 |
  • URL |
  • Tiberius Felix #-
  • [ 編集]

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