趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

悪霊退散~「悪霊」の心境とは?

 霊能者モノのバラエティ番組やホラー映画などで、しばしば自分はまだ生きていると信じていた幽霊が霊能者にお前はもう死んでいると諭されて消えて行く描写が出てくる。

 幽霊の実在するや否やと言う議論にはここでは踏み込むつもりはないのだが、はたして自分はすでに死んでいて幽霊だったのだと気付いた時の幽霊の心境はいかなるものか。

 ……自分は死んでいない、と「悪霊」は主張したかったのだろう。しかし、客観的には「悪霊」は死んでいたのだ。それでも自分は死んでいない、と信じている「悪霊」は、必死に自分はここに生きている、と主張する。そして、一見して「悪霊」が死んでいると分かる生者の誰一人、「悪霊」の主張を信じる者はいない。そして恐れおののき、「悪霊」のもとから逃げていく。

 やがて「悪霊」はあらゆる生者から恐れられ、霊能者がやってきてお前はもう死んだのだから成仏しろ、などと諭すのである。

 そうして自分が既に幽霊であったのだと悟った「悪霊」は、霊能者物のバラエティ番組やホラー映画などでは、この世から消えてゆく。

 だが、「悪霊」の心境は、決して「成仏」などと言う境地ではあるまい。
 私が「悪霊」だったら……

 きっと絶望の中で自ら消えてしまいたいと願いながら消えてゆくことだろう。
スポンサーサイト

コメント

寂しがり屋の幽霊は人が集まる所に寄って来ます。神社仏閣は勿論、レストランにも多く居付いてしまうもの。今だから話せますが、ベルランも2回お祓いしてもらったことが… 霊能者は幽霊のことを生きてると勘違いしてるからか、「ナマ」と言ってました。

  • 2008/01/16(水) 17:19:32 |
  • URL |
  • gramophon #mQop/nM.
  • [ 編集]

ほう、そんなことがあったのですか。
特にベルランは、古き良き時代を思わせる雰囲気でしたから、幽霊さんにはどこか懐かしさを感じさせたのかもしれませんね。

それにしても、塩がたくさんある調理場を擁するレストランにもいついてしまうとは、塩の除霊能力には疑問の余地もあるかもしれませんね。

  • 2008/01/17(木) 00:28:33 |
  • URL |
  • Tiberius Felix #-
  • [ 編集]

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://tiberiifelicis.blog10.fc2.com/tb.php/403-d96e234f
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。