趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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目に青葉

 そう、初鰹の話だ。

 昨日横浜そごうのデパ地下で見かけた初鰹の刺身が、いかにも見事にすっぱりと角の立った包丁さばきで、見るからに新鮮なそのパックを目にするや否や私の夕食メニューは決まった。

 やはり初鰹は美味い。
 若葉の時期にふさわしい、粗削りだがみずみずしく力強い赤身の味わいが、江戸っ子の心をとらえたのもうなずける話だ。
 脂の乗った戻りガツオも美味いが、マグロでもトロより赤身、牛肉でも霜降りより赤身、と、赤身肉のパワフルなコクをこよなく愛する私には、やはり初鰹の方が心地よい。

 すぐ近くの酒コーナーにあった、土佐の「超辛口」なるうたい文句の日本酒を合わせてみる。
 鰹と言えば、という短絡的な連想である。

 ……ところが、最近うすうす感づいてきたのだが、世に言う日本酒の「辛口」とは、どうやら「うす味」の婉曲表現を言う傾向があるのかもしれない。奥ゆかしい古の人々は水のような端麗な酒を愛するのだというらしいが、何かにつけて味の濃いものを好む私には「うす味」の酒では物足りない。

 この土佐の酒も、「超辛口」と言うよりは「超うす味」とでも言うべきもので、残念ながら初鰹のパワフルな味わいには完全に負けてしまっていた。まあ、主役はあくまでも鰹なのだから、よしとしよう。

 いずれにせよ、初鰹を堪能できて、今月やり残したことはもうない(笑)
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コメント

辛口

同じ蔵の酒であれば、日本酒度(清酒の比重を示す単位)がプラスならば辛いことになります。要は糖分が多いと重いわけですが、それを逆手に取って、辛口は安直に軽けりゃいいと考える蔵もあるようですね。
本来、香りやコクに旨味なんかのバランスで決まる筈ですが…。

  • 2008/06/03(火) 16:37:10 |
  • URL |
  • gramophon #mQop/nM.
  • [ 編集]

>gramophonさん

 なるほど!
 そう言うからくりがあったのですね。
 私の場合、本当に「辛口」で美味しいと思うのは、ずっしりとしたコクとある種の鋭さのあるものが多いです。

 単に「甘い」「辛い」だけではなくて、もっと具体的な指標があるといいんですけどね。

  • 2008/06/03(火) 21:05:59 |
  • URL |
  • Tiberius Felix #-
  • [ 編集]

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