趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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遺伝~迷宮的旅行記第7章(1)

 今回の旅行は、いつもの自由気ままな一人旅ではなかった。
 諸般の事情により、母のイタリア旅行に同行することになったのである。

 長期間家を空けることが難しいこと、他にも行ってみたい国があること、その他もろもろの制約から、母は今回一生に一度だけイタリアに行くという意気込みを持っていて、限られた時間で行きたいところを生きつくすためにはツアーは不可能、ということで、私が通訳兼案内人として同行することになったのである。

 まあ、確かに母を取り巻く諸般の事情を鑑みれば、そろそろこのくらいの親孝行をしておいてもいいかもしれない、と、そんなことを考えて、同行することとなったわけである。

 そうは言うものの、行きたいところのリストを渡された時、さすがにこんなに沢山は正味六日間ではとても無理であろう、と思わざるを得なかった。何しろ、ローマだけで通常のペースなら4日は必要な量だったからである。確かにこれは、ツアーでは絶対無理だ。

 仕方がないので、各地の営業時間と地理的近接性のマトリクス表を作成し、優先順位を加味しつつ、あまり計画を固めず臨機応変に効率よく回れるだけ回る作戦を取り、出発する。どうやら強行軍好きの私の性格は母からの遺伝のようだ(苦笑)。

 そもそも電車も飛行機も時間通りに動く保証などないイタリアでは、計画など機能しないのが常ではあるが、それでもここまで臨機応変方式に徹底したのは初めてのことであった。

 早速、出だしで躓く。飛行機の離陸が一時間弱遅れたのは想定の範囲内であったのだが、何と、ローマの空港に着いたとき、ロストバゲージに遭遇してしまったのである。

 話には聞いていたものの、まさか自分が遭遇するとは思わなかった。しかし、当座の着替え等の諸費用は保険でカヴァーされるので、とりあえずは買い集めてしのぐこととした。持っていった地球の歩き方で、「すべての観光地が営業を終えた後に」買い物のできる店を探し、みつかったリナッシェンテというデパート買い物をすることとする。

 まずはホテルにチェックインし、荷物を置いて、長蛇の列で悪名高いヴァティカン美術館へ急行する(続く)
 
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コメント

親孝行ご苦労様でした。
お母様はきっとご満足されたことでしょう。

ロストバゲージ大変でしたね。
私が母を連れて行った親子旅行では、フランクフルト経由でリナーテに着いた時に、二人のスーツケースの鍵が壊され、荷物が引っ掻き回されていました。
二人の持ち物の中で、一番値のはる母のスーツのみ抜き取ったのは、敵ながら天晴れと言うか。
アリタリアが新しい鍵代もってくれました。

デパートの少ないイタリアではリナシェンテは有難い存在ですね。
旅日記の続き、楽しみにしています。

  • 2008/07/20(日) 19:41:26 |
  • URL |
  • なつ #3ItBdoaY
  • [ 編集]

 ロストバゲージも大変ですが、荷物を荒らされて盗まれたというのは輪をかけていやなものですね。
 犯人は空港職員なのでしょうか?テロ事件以前は、警備も甘かったのかもしれませんね。

  • 2008/07/21(月) 01:31:23 |
  • URL |
  • Tiberius Felix #-
  • [ 編集]

もちろん憶測ですが、トランジットしたフランクフルト空港があやしいです。
あそこでスーツケースをこじ開けられることよくある、と後で聞きました。

  • 2008/07/21(月) 07:48:15 |
  • URL |
  • なつ #3ItBdoaY
  • [ 編集]

フランクフルトでしたか。
この間、イタリアで空港職員窃盗団が一斉逮捕されたと言う話を聞いたのですが、ドイツでも似たような話があるのかもしれませんね。

  • 2008/07/26(土) 22:11:16 |
  • URL |
  • Tiberius Felix #-
  • [ 編集]

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