趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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ローマ軍の進軍速度もかくや~迷宮的旅行記第七章(2)

 禍福はあざなえる縄のごとしと言うべきか、あの大行列で悪名高いヴァティカン美術館に奇跡の無行列入場を果たした。昼食時を狙って行ったのが功を奏したのであろう。

 私がはじめて訪れた時は、日程に余裕もあったこともあって、たっぷりと時間をかけ、半日以上かけてじっくりと見て回ったのだが、今回は「とにかくこれはと言う見所だけ2時間で連れて行って」と言う母のリクエストに従い、本当に「外せないポイント」だけを見て歩く。ラオコーンの群像を鑑賞した後はちらちらと目に留まったものを眺めつつ順路をやや速足で駆け抜け、ラファエッロの間、システィーナ礼拝堂に集中的に時間を配分する。まるで何かの資格試験の問題でも解いているかのようだ(笑)。

 結局、速足で歩きながらも途中目に留まったものをちらちらと鑑賞していたため、二時間を若干オーヴァーしたものの、おおむねイン・テンポで美術館を後にし、サンピエトロ大聖堂に向かう。

 サンピエトロ大聖堂では、ピエタ像をじっくりと鑑賞したのち、全体をぐるりと眺め、何よりもあの圧倒的な巨大な空間の感覚を味わってもらう。やはり、総本山と言うからにはこのくらいの巨大さが必要である。

 私の考えではこれでサン・ピエトロのエッセンスは十分と思うのであるが、高いところをこよなく愛する母の強い意向で、クーポラに上ることにする。私は前回の訪問時はクーポラはパスしていたので、ここは私にとっても初体験であった。ところがこれが大誤算で、思いのほか上り階段がきつく、私は何とかなったにせよ、母はかなりバテ気味であった。屋上のバールでぬるいコーラを飲み、体力の回復を待って、タクシーでトランステヴェレ地区の小さな教会へ向かう。(続く)
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