今は失われた古の味の再現、という企画にめっぽう弱い私に、迷う余地などありはしない(笑)。
一口飲んで、その鮮烈な味わいに強い印象を受けた。
まず、ホップの香りがとても強い。
ホップの爽快感が、この上なくパワフルに、のどを滑り落ちていくのである。
そして、苦味もまた力強い。
明治のビールということであれば、もしかしたらお雇い外国人の指導のもと、伝統的なドイツの作り方に忠実なレシピだったのかもしれない。
明治のビールといえば、私の先祖が明治時代にカトリックに改宗したとき、宣教師をもてなすためにビールを調達したものの、飲み方を知らず、熱燗で徳利に入れて出したという記録が残っていて、買ったときは明治のビールでそれを再現してみるも一興、などと考えていたのだが、とんでもない、こんなにおいしいビールを熱燗にしてしまうなど、もったいない。
……ぶっちゃけ、今のキリンビールよりおいしいと思う(苦笑)。
嗚呼、明治は遠くなりにけり!
