趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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バール・マルゲリータに集う仲間たち

 イタリア映画祭で「バール・マルゲリータに集う仲間たち」を鑑賞してきた。

 これは、1950年代のボローニャのバール・マルゲリータの常連客達の面白おかしい暮らしぶりを、その仲間に入ろうと懸命に背伸びする少年の目を通じて描いた作品である。

 まず、常連客達のキャラの濃さが非常に面白い。日本人が思い描く、やや予定調和的な描き方ではあるものの、やはり古き良きイタリア気質とでも言うべき愛すべき、そして癖のある男たち―そう、悪ガキがそのまんま体だけ大人になったかのような―が、何ともユーモラスに描かれているのである。

 ストーリーらしいストーリーはなく、フェリーニのアマルコルドのように断片的なエピソードが羅列的に繰り広げられてゆくのだが、見るものを全くあきさせないテンポの良さが心地よい。

 こんな面白い常連客の集まるバールの常連になってみたいものだ、と、主人公の少年ならずとも思ってしまう、そんな作品である。
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