趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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「もうひとつの世界」

 イタリア映画祭で見た映画その2。

 こちらは、過去の作品のリバイバル上映である。

 外界とのコミュニケーションを立っている修道女と、やはりコミュニケーションに消極的なクリーニング店店主が、修道女のもとに預けられた捨て子の持っていたセーターをつながりに、母親探しをともにするようになり、やがて閉ざしていた心を開いて行く。

 大変地味な映画なのだが、しみじみと味わい深い作品である。
 抑えた演技が、主人公が抱える外界とのコミュニケーションへの葛藤を味わい深く伝えていく。

 表面的には、大きな事件はあまり起こらない。しかしながら、主人公の心理面において、大きな変化が生じる。
 それを見事に描き切った作品である。

 情感、という言葉がまさにぴったりくる、詩的な作品であった。
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コメント

イタリア映画祭10回記念に、この作品が選ばれたことは、意義あることだったと思います。
私は2002年に見ましたが、ベッドの赤ちゃんが見上げる視線からの撮影が、強く印象に残っています。
修道女が俗服を着て、捨て子の養父母の家を訪ねるシーンが感動的でしたね。

  • 2010/05/11(火) 00:07:45 |
  • URL |
  • なつ #3ItBdoaY
  • [ 編集]

本当に、カメラワークが丁寧で、良質な映画でしたね。

私はラストシーンで、クリーニング店の従業員たちが社長を語るシーンと社長とが交代で画面に登場するシーンが、この映画で一番印象に残っています。

  • 2010/05/13(木) 00:28:50 |
  • URL |
  • Tiberius Felix #-
  • [ 編集]

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