趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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シンポジオン再び

 HPが404になったりして心配していたオーケストラ・シンポジオンだが、今日浜離宮ホールでコンサートがあったのでまた聴きに言ってきた。元気に活動している。年明けには四枚目のアルバムも出るそうだ。ファンとしては一安心だ。良かった良かった。

 さてそのコンサートのないようだが、モーツァルトの少年時代の旅行先の街で書かれた作品と、その町を幼いモーツァルトが訪れたときに書いた作品を並べて上演する、と言うシリーズ物の第四回で、今回の「旅行先」はウィーンであった。

 演目で特に印象的だったのは、ドルドニェスと言う同時代の作曲家の交響曲で、天才モーツァルトの作品と並べて演奏してもまったく見劣りしない魅力にあふれた作品であった。当時の流行のスタイルに忠実なのだが、その一つ一つの要素が実に丁寧にかつ自然に作られていて、メロディは大変魅力的、第一主題と第二主題の対比も鮮やか、強弱のコントラストも華々しく、大変『良い仕事』がしてある。

 演奏はいつもながら生き生きとして活気にあふれたものだったのだが、今回は会場が小ホールであったため、まさにウィーンの貴族の邸宅の広間で行われた当時の音楽会のようであった。小ぢんまりとしたその空間で行われるその演奏は、それゆえに当時流行していた強弱対比の表現がよりくっきりと鮮やかに聴こえ、強弱対比の上手さでヨーロッパ中に名声をとどろかしたというかのマンハイム宮廷楽団もかくやとばかりの演奏であった。あのような100人も入れば一杯の小空間で総勢19人の少人数のオーケストラが演奏するのを聴くと、なぜ当時強弱の対比が流行したのか、その魅力がよく分かる。

 次回のコンサート(3月)が楽しみである。
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