趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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あれはきっと、北京ダック

 以前、このブログでも言及したことのある、細野晴臣氏の歌『北京ダック』であるが、この曲の入っているアルバム『トロピカルダンディ』の、氏の手になる解説によれば、この歌は”藤子不二雄の短編マンガにインスパイアされて”生み出されたものだそうである。

 私は、こういうお気に入りの曲のバックグラウンドについては探らずにいられない性格なので、このマンガが何のマンガなのかについても当然、調べてみたのである。

 ここでポイントなのは、原文解説に『藤子不二雄の』とあることである。当然ながらこのアルバムが世に出た1976年当時、まだ藤子不二雄はAとFが分かれていなかったのである。

 私は、この歌の能天気な雰囲気から、Fのマンガを想定していた。しかし、実際には、そのマンガはAのマンガのほうだったのであった。

 で、つい昨日、実家近くのブックオフでこのマンガ『北京ダック式』(ダックのところは変換不能な難しい中国語の漢字で書いてある)を収めた『藤子不二雄A ブラックユーモア短編集~ぶきみな5週間』と言うタイトルからしておどろおどろしさ満点の文庫本を入手したのである。

 これは、態度の悪い日本人観光客が九龍城で拉致され、暗黒街のボスのカニバリズム趣味を満たすため北京ダック式に土に埋められて無理矢理太らされる、と言うスパイシーなブラックユーモア作品で、とくにA先生ならではのおどろおどろしい絵柄が光る佳品である。

 しかしあののんきな歌がこんな強烈な作品から生まれていたとは……。改めて聴き直してみる必要がありそうだ。

 ともかくもこれで北京ダックの元ネタ問題は解決した。

 次は矢野顕子のSuper Folk Song(自分的には北京ダックと並ぶお気楽系二大お気に入り音楽のもうひとつだ)の元ネタとされる谷岡ヤスジのマンガについて探求しようと思っている。
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