趣味の迷宮 ~LABYRINTHVS AD PARNASSVM~

作者Tiberius Felixの迷宮的な趣味に関する雑記帳。 主に音楽、映画、読書、語学、グルメなどの感想・論評を中心に、興味の赴くまま無秩序に迷宮的に書き綴っていくつもりです。

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Gnocchi,ニョッキ、にょっき

 昼食に恵比寿でニョッキを食べた。

 今日は午前中のみの仕事で恵比寿に出かけたため、せっかくなので恵比寿で昼食を済ませようと、街中をうろうろしてふと見つけたイタリアンの店の、入り口の黒板メニューにあるのを見かけて入ったのだが、これが大変本格的なイタリアンで、何と夜はジビエのイタリア式炭火焼を供するのだそうである。これはぜひともジビエの食べられる季節のうちに、もう一度夜行かねばならぬ。

 で、本題のニョッキなのだが、パスタの定番のひとつに数えられるものとはいえ、日本ではそれほどメジャーなパスタではないように思われる。スパゲッティがベートーヴェンやマイルス・デイヴィスとすれば、ニョッキはさしずめベルリオーズかケニー・ドーハムと言ったところだろうか。

 ニョッキというのはマッシュポテトをセモリナ等のパスタ用の小麦粉と混ぜて捏ね上げたものを茹でて作る、大変ねっとり・もちもちした魅力的な食感のパスタで、メニューで見かけると私はなかなかそれを注文しようと言う誘惑に抗うことができない蠱惑的な食べ物である。それゆえ私は、年末年始の暴飲暴食で蓄積した脂肪対策にここのところ炭水化物を極力控えているにもかかわらず、今日もついつい注文してしまったわけである。

 今日の店ではラグーソース(いわゆるミートソーズですね)をかけてオーヴンで焼くというオリジナリティあふれるレシピで食べさせてくれた。ラグーのひき肉は粗挽き仕立ての大粒でしっかりした歯ごたえがあり、ニョッキのねっとりした食感と大変に相性がよく、大変おいしかった。午後の仕事さえなければエミリア・ロマーニャの地ワインの一杯も欲しいところだ。

 それにしても、ニョッキという音の響きはこのパスタの食感を実に的確に表していると思う。この食べ物は絶対にギョッキとかジョッキではない。音感として、絶対に’ニョ’ッキでなければ感じが出ない。この、’にょ’という音が食感のすべてを物語っているように感じられてならないのである。
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